美術家である須田悦弘(すだよしひろ)さんの展示会に行くと、美術館の一角に小さな雑草が生えている?と思うことがあります。
実はこれ、本物と見紛うほどの超絶技巧で作られた木彫アートで須田悦弘さんの作品なんです。
本物よりもホンモノらしい植物の作品が話題となっており、2025年2月1日にテレビ東京系列で放送された「新美の巨人たち」で特集されました。
この記事では、須田悦弘さんについて作品の特徴や経歴も踏まえてまとめました。
目次
須田悦弘さんについて
ここでは須田悦弘さんについてまとめました。
プロフィール
須田悦弘(すだよしひろ)
- 生年月日:1969年
- 出身:山梨県
- 学歴:多摩美術大学 グラフィックデザイン科
- 職業:美術家
経歴
- 1969年 山梨県生まれ。
- 1992年 多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。
- 1993年 移動式の展示空間をリヤカーで引き、銀座の道路沿いのパーキングメーターに駐車、展示する「銀座雑草論」でキャリアをスタートさせた。
- 1994年〜1996年 「東京インスタレイション」と題した個展を開催。
- 1999年 原美術館にて「ハラ・ドキュメンツ6 須田悦弘 泰山木」を開催。
- 2002年 大山崎美術館にて「水の流れ、水の重なり ~Settled Waters~ 須田悦弘展」を開催
- 2017年 毓繡美術館(台湾)にて「Flower | Non-Flower : Suda Yoshihiro」を開催
須田悦弘さんの作品の特徴
須田悦弘さんの作品の特徴は、本物と見紛うほど精緻な花や草を木彫でつくり、それらを思いがけない場所に設置して空間全体を作品とする手法で知られています。
須田悦弘さんの作品にひとたび気づくと、鑑賞者の視点を大きく転換する力を持っています。
現在の作風に至ったきっかけは、大学の課題で模刻したスルメの木彫だったそうです。
「つくられたもののみを見るということは不可能」と語る須田悦弘さんの作品は、超絶技巧によって決定づけられるのでなく、場所との関わりの中から生ます。
ツノリ
逆に言えば、作品一つでその空間の雰囲気を変えてしまうので、もの凄いパワーだと思います。
まとめ
須田悦弘さんの本物と見紛うほどの超絶技巧で作られた木彫アートに驚かれた方もいらしゃったのでは無いでしょうか?
須田悦弘作品の展示会は毎回大盛況で「公式図録」も毎回売り切れてしまうほどです。
残りわずかですが、2025年2月2日まで渋谷区立松濤美術館で「須田悦弘」展がか開催されているので、気になる方はお急ぎください。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
渋谷区立松濤美術館(しぶやくりつしょうとうびじゅつかん)
- 住所:東京都渋谷区松濤2-14-14
- 電話:03-3465-9421
- 定休日:月曜日
- 営業時間:10時~18時(金曜のみ20時まで)
- 駐車場:なし