2025年1月27日「フジテレビの女性アナウンサーと中居正広さんとのトラブル」についての第二回目の記者会見が行われました。
そこで、代表取締役会長の嘉納修治さんと代表取締役社長の港浩一さんが辞任することとなりましたが、そこにもフジサンケイグループのドンとされる日枝久さんの姿はありませんでした。
結果として中途半端な物言いに終始したため、視聴者に「何かを隠しているのではないか」という印象を与えてしまい、スポンサーも未だ戻ってきておらずフジテレビは現在も苦しい立場に置かれております。
そしてとうとう日枝久さんへの経営責任や任命責任、そして辞任要求まで出てきております。
この記事では、フジサンケイグループのドンとされる日枝久さんの辞任について考察していきます。
日枝久さんについて
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ここでは日枝久さんについてまとめました。
プロフィール
日枝久(ひえだひさし)
- 生年月日:1937年12月31日
- 出身:東京都
- 学歴:早稲田大学 教育学部
- 職業:フジサンケイグループ代表 株式会社フジテレビジョン取締役相談役 株式会社フジ・メディア・ホールディングス取締役相談役
2010年2月25日、マルチメディア・マルチチャンネル時代に日本の放送産業発展をリードし、日韓間の文化コンテンツ産業発展などに寄与した功労が評価され、高麗大学校から名誉経営学博士号が授与された。また、同年4月には早稲田大学からも名誉博士号を授与された。
2013年11月に旭日大綬章を授与された。
2014年にはイギリスから大英帝国勲章ナイト・コマンダー章を授与された。
安倍晋三とは度々会食し、夏季休暇には連日共に山梨県でゴルフをするなど緊密な関係にあった。
安倍晋三はフジテレビやニッポン放送の番組に多数出演し、産経新聞本紙・僚紙の独占インタビューにも積極的に応じていた。
2022年7月、暗殺された安倍晋三の遺体が東京・富ケ谷の自宅に到着した際には、唯一の民間人として出迎えた。
翌年衆議院議員となった安倍晋三の甥にあたる岸信千世は、フジテレビ報道局員として勤務していた。
他にも加藤六月、産経新聞社出身の森喜朗とは盟友関係にあるなど、政財界に幅広い人脈を有している。
経歴
- 1937年12月31日 岡山県生まれ。東京都立杉並高等学校を経て早稲田大学教育学部を卒業
- 1961年 フジテレビジョン入社。大学入学当初は教員を目指していたが、大学内のイチョウの木の下のベンチでまどろんでいたところ、たまたま通りかかった教員から同社を推薦されたことがきっかけで、創業期のプロパー社員となった。
- 労働組合の結成に奔走し、書記長に就任。25歳定年制だった女性社員の待遇改善を組合結成の重要な大義としたため、人事でも左遷されたが腐らずに働いた。
- 1980年5月 代表取締役副社長に就任した鹿内春雄の抜擢で、42歳の若さで編成局長に就任。鹿内春雄との二人三脚でフジテレビの黄金時代をけん引する。
- 1983年6月 取締役編成局長に就任
- 1986年6月 常務取締役総合開発室担当に就任。
- 1988年6月 鹿内春雄の急逝から2か月後に代表取締役社長に昇任。
- 1992年7月 羽佐間重彰らとともに鹿内宏明を追放する。
- 1997年8月8日 フジテレビを東証一部に上場させる。
- 2001年6月、フジテレビジョンの代表取締役会長兼CEOに就任。
- 2003年4月からは日本民間放送連盟会長を務めた。
- 2008年10月1日 フジサンケイグループの事業持株会社となっていたフジテレビジョンを認定放送持株会社に移行させ、商号を「株式会社フジ・メディア・ホールディングス」に変更した。同日付で設立された事業会社「株式会社フジテレビジョン」の初代代表取締役会長兼CEOに就任した。
- 2017年6月 フジ・メディア・ホールディングス代表取締役会長兼CEO、フジテレビジョン代表取締役会長兼CEOを退き、両社の取締役相談役に就任。
- 2024年12月に表面化し、2025年に影響が甚大になったフジテレビ不適切接待疑惑問題では1月27日の会見に労働組合が参加を求めていたにもかかわらず、会見に参加しなかったため様々な方面から批判を受けている。
- 米投資ファンドのダルトン・インベストメンツは、取締役の年齢が高齢化していることや、在任期間が異常に長いことを問題視し、具体的には41年間も務めている取締役がいると指摘している。さらに、日枝の長期在任が組織の硬直化やガバナンス体制の不備を招いたとの批判も見られる
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日枝久さんは、恐ろしいほどの権力と人脈を持っていますね。
書いていて怖くなってきました・・・
日枝久会長と港浩一元社長について
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![港浩一さんの画像です](https://sukosifukabori.online/wp-content/uploads/2025/01/5-14.jpg)
![港浩一さんの画像です](https://sukosifukabori.online/wp-content/uploads/2025/01/5-14.jpg)
日枝久(ひえだひさし)さんは、フジテレビ7代目の社長を務め、現在はフジテレビの親会社である株式会社フジ・メディア・ホールディングスの取締役相談役を務めています。
日枝久さんはフジサンケイグループのドンと言われています。
日枝久さんは1988年6月に7代目フジテレビ社長に就任後、1992年7月に鹿内宏明(テレビ創業一族)さんを追放するなど強引な経営手法で知られています。(鹿内宏明さんの方も悪かったらしいですが・・・)
そんな日枝久さんですが、編成局長時代に「夕やけニャンニャン」などのバラエティ番組を手がけ、社長時代に「とんねるずのみなさんのおかげです」で高視聴率を記録しました。
つまりバリバリのバラエティ畑の方で高視聴率を叩き出し、社内でのし上がって行きました。
その頃に日枝久さんの右腕として活躍したのが2022年6月に13代目フジテレビ社長となる港浩一さんです。(2025年1月27日に辞任となりますが・・・)
港浩一さんも日枝久さんと同じバリバリのバラエティ畑の方でした。
今回、中居正広さんの女性問題のきっかけを作ったとされる、フジテレビ幹部社員Aさんもバリバリのバラエティ畑の方で「めちゃ×2イケてるッ!」や「まつもTOなかい」などの超人気番組を手掛けた方だとされており、港浩一さんの右腕と称されていた方だと噂されています。
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日枝久さんが辞任まで秒読みとされる理由と時期について
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辞任まで秒読みとされる理由
- 港浩一さんが社長を辞任してもスポンサーが戻って来なかった。
- 株主(特に米投資ファンドのダルトン・インベストメンツ)からの圧力が強まってきている。
- フジテレビ内部からも日枝久さんの辞任を求める声が出始めた。
それぞれについて解説していきます。
港浩一さんが社長を辞任してもスポンサーが戻って来なかった。
中居正広さんの女性トラブルをめぐり、フジテレビは2度目の会見を開き、港浩一さんの社長辞任も伝えたが。スポンサーは戻らず、CMの差し替え・差し止めが続いています。
「フジテレビが再生したことを示さなければ、スポンサーは戻ってこない。現場の社員が結束して日枝久さんを引きずり下ろすぐらいのことをしないと生き残る道はないだろう」と考えられています。
嘉納修治会長と港浩一社長の辞任は、スポンサーや視聴者から見ると、トカゲの尻尾切りのようにしか感じられず、現在のフジテレビの企業風土の礎をつくり、今もなお絶対的権力者として君臨し続けている日枝久さんを引きずり下ろさない限り、スポンサーは戻ってこないとさえ言われています。
株主(特に米投資ファンドのダルトン・インベストメンツ)からの圧力が強まってきている。
2025年2月3日、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツは日枝久さんについて「なぜたった1人の独裁者がこの巨大な放送グループを40年近くも支配することが許されてきたのか」などと批判しました。
他の株主(日枝陣営以外)もダルトン・インベストメンツの動きに同調し、日枝久さんへの責任追及の姿勢に向かうと考えられています。
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元タレントの中居正広さんと女性とのトラブルに端を発したフジテレビの問題で、ダルトン・インベストメンツはこれまでも第三者委員会の設置や全てのメディアを対象とした記者会見を開くことなどを求める書簡を送っていました。
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フジテレビ内部からも日枝久さんの辞任を求める声が出始めた。
2025年1月17日に行われた第一回目の記者会見で大きな批判を浴び、1月27日に第二回目の記者会見を開きましたが、そこにも日枝久さんの姿はありませんでした。
結果として中途半端な物言いに終始したため、視聴者に「何かを隠しているのではないか」という印象を与えてしまうという残念な結果に終わりました。
1月23日・24日の2度にわたりフジテレビ労働組合が意見書で日枝久さんの出席を求めていましたが、結果的にその要求をスルーする形となり、経営陣と現場の乖離が明るみになリました。
2月になりフジテレビの報道番組内でも日枝久さんの責任を追及する意見が流れるなど、日枝久さんへの忖度も徐々に薄らいでいると感じます。
辞任する時期について
- 該当する取締役が辞任する。
- 株主総会で解任の議決をする。
- 再任しない。
フジテレビが実施すると表明した「第三者委員会」の結果によっては、次の株主総会において、取締役候補から日枝久さんを外した議案を提出する可能性が高いとみられています。
つまり日枝久さんが辞任する時期はフジテレビの株主総会がある2025年6月が最も有力なのではないかと推測されます。
辞任時期につきましては続報が入り次第追記していきます。
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まとめ
![フジテレビ本社の画像です](https://sukosifukabori.online/wp-content/uploads/2025/01/8-2.jpg)
![フジテレビ本社の画像です](https://sukosifukabori.online/wp-content/uploads/2025/01/8-2.jpg)
この記事では、フジサンケイグループのドンとされる日枝久さんの辞任について考察していきました。
個人的な意見ですが「なぜたった1人の独裁者がこの巨大な放送グループを40年近くも支配することが許されてきたのか」と疑問に思いました。
テレビ世代の私としては、フジテレビには大好きだった番組がたくさんあります。
なので1日も早くフジテレビが正常になることを切に願います。
そのためにも我々視聴者は厳しい目で見て行く必要があると思います!!
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。